mission statementわたしたちが大切にしていること
楽しんだっていいじゃない
障害を持つこどもを支えるのは楽ではありません。
だから、多くの人が関わっています。
教育、医療、地域…いろいろな分野の専門家をつなぎ、1人では解決できないこともチームで伴走する。
障がい者が人生を楽しめる社会の実現には、まだたくさんのよりどころが必要だと考えます。
その中で私たちはテクノロジーを使って障害と社会をつないでいくことを担います。
誰一人取り残さない未来とは、こどもも、周りにいるみんなも、人生を楽しんでいる社会だと信じて。
こどもの「できた」で周りもしあわせに
こどもの成長は、日光のように家族の心を明るくしてくれます。
言葉のまなびを通じ、本人、家族、そして支える人たちに喜びを伝えます。
多方面の専門家が一緒に作りました
言語、聴覚、保育、療育や発達支援の専門家など多くの方々と一緒に作りました。
ベテラン先生から指導ノウハウをしっかり継承していきます。
手が覚えるまで書くから「できる」
耳で聞き、目で見た言葉を自分の筋肉を使って書くよう脳から指示を出す。
一連の動作を、手が覚えるまで練習します。
体を使った学びだから「できる」
言葉の意味をわかって使うことと文字を書く筋肉を鍛えること、どちらも必要です。
見て、聞いて、触って、書き、言葉の学びの総合力を高めます。
「わたしにもできる」を大切に
言葉のまなびは毎日の積み重ねです。
大きな階段を一またぎできなくても、それぞれに合ったペースで上がれる小さな階段
で、こどもの自信を育てます。
脳に合わせているから「できる」
ゲームやかわいらしさなど脳が疲れてしまう要素は除きました。
本当に大事な要素だけで学ぶ内容を構成しています。
目標4
すべてのこどもに読み書きを
SDGsの4番目は「質の高い教育をみんなに」。
学習障害を持つこどもも読み書きができる世界を実現させるのが私たちの目標です。
目標8
「甲斐」ある仕事とは
SDGsの8番目は「働きがいも経済成長も」。
障害者のはたらきがいと地方の雇用創出。
人生を楽しむ人を増やすことが私たちの目標です。
障がい児支援はちなな創業のきっかけは、姪の病気でした。
家族が病気になると、関わる全員の人生が大きく変化します。
病気を持つこどもの親。それを支える家族たち。
1人のこどもが病気であることで、ほかのきょうだいが受けるトラウマ。
当事者の一員となることで、国や行政のサポートは十分とは言えず、障がい児をとりまく様々な社会課題があると知りました。
「社会課題」とは社会の構造に関わる問題が複雑に絡み合っています。
一人の力で解決するには難しいことも知りました。
でも、障がい児に関わる行政や療育・教育・地域の専門家、そしてITの技術者が力を合わせたらどうだろう。
さまざまな場面で「どうしたらよいのか、わからない」と困っている社会的弱者を取り残さず、力になれるのではないかと思ったのです。
ITの専門家の立場から療育の専門家をつないでチームを作り「困っている誰かを支える力」を創造すること。
それが、障がい者支援はちななの目指す役割です。
学習が困難なこどもと、ご家族のために
コロナ禍の外出自粛期間中に、私は姪とひらがなの読み書き練習を始めました。
彼女が少しずつひらがなを習得し始めると、行動に変化が訪れます。
「とうふ」「なっとう」「うちにかえる」とメモを自分で書いて、祖母と買い物に行くようになり
ました。
拒絶を表現する「来ないで」「あっち行って」などの強くて直接的な言葉が減り「今は一人にして
おいて」など内面を説明してくれるようになりました。
語彙が増えて、情緒が育てば人当たりもやわらかくなったように感じました。
障がいを持つこどもの家族は心に涙をため、どこかあきらめを抱えて生きています。
子どもの成長に触れると、家族が前を向き、未来に希望を見出せると実感しました。
一番うれしかったのは、両親や祖父母に自発的に手紙を書く機会が増えたことです。
なぜ「文字を書くアプリ」なのか
読み書きが苦手な子は、時間をかけて文字を書きます。
脳に特徴があり、一画一画、どう線を引くのか、手順をゆっくり理解して、確かめてから書く
行為に至るのです。
ひらがなの「い」を書くのに「縦棒、はね、縦棒」のように分解して覚えます。
健常者向けの1文字書く工程は一つの正解が求められます。読み書きが苦手な子供の工程は、もっと複雑で正解は一つではありません。
そして「できない自分はバカだ」と自信を無くしていくのです。
「書けないのではなく、先生の言葉に理解が追いつけないだけ」
「1ページに1文字しか書かなくていいノートが欲しい」
現場の先生たちはたくさんのノウハウをお持ちです。
それらを取り入れたアプリを創ろうと思いました。
その人らしく、自立して生きられる世の中に
私の姪が大人になる頃、彼女の家族や私が元気でいるとは限りません。
大人になって、彼女を支える人が変わっても、自分の好きな仕事をしつつ楽しく暮らしていてほしい。
はじめの一歩が読み書きです。言葉は、自分の気持ちを伝えるツールなのです。
障がいを持つ人が「ああ、障害者ね」とひとくくりにされると、人生を彩る色の数が限られてしまいます。
できないこと、できることもすべてその人の個性であり、性格や好みだって十人十色。
障がいを持つ人が個性を生かして、その人らしく生きられる世の中になってほしい。
そうした社会の実現のために、テクノロジーを使って人と人とを結びつけるソーシャルビジネス。障がい児支援はちななは、そんな企業です。
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